ビジネスをやる上で大事だと言われている言語化。
それって一体何なんだろうか?と考えるきっかけを与えてくださった方がいらっしゃったので
まとまるかわからないけど、書いてみることにしました。
私はOita GROTH Ventures(以下、グロースと呼びます) という大分県の事業に参加しました。
この事業は、大分県内でベンチャーやアトツギ企業で今から成長するぞ!!という勢いのある企業として選んでもらえたら、
手厚い支援を受けることができるというもの。
と、私自身は理解しているので、違っていたらごめんなさい。
正確な情報は下記のリンクでご自身の目で確かめてください。笑
https://oita-growth-ventures.com
そのグロースの中で、私は主に言語化作業を行いました。
やってみて、これこそがやはり会社を経営する上で大事な核だなとめちゃくちゃ実感しております。
その代わりしんどい作業ではありますけど。笑
私自身、まだ代表になり数ヶ月の新米経営者で、立場はアトツギ。
経営者とかのジャンルに入れられるようになり、自分の経営者としての資質を常に疑問視するようになりました。
戦略や戦術、いろんなスキルが足りなすぎて、どうしたらいいのやら?となっていたタイミングにこの言語化作業だったと思います。
言語化作業は簡単に言うと、ミッションやビジョンなどを言葉でまとめて、社内・社外に提示し、会社のすすむ方向性を示したり、大切にしていることは何か、社会にどんな貢献ができるかなどを言葉というカタチに変えていく作業です。
なので、自分自身の考え・想いなどをひたすらに語り、
それを、言語化してくださる業者さんが、まとめたり、フィット感のある短いワードで表現してくださったり
といったことを行います。
私は、想いはめちゃくちゃあるタイプなので、ひたすらに2時間くらいぶっ通しで話し、
次の回でそれをまとめてくださった資料を見て感動し、
そこからさらに思うことを話し、深く深く掘り下げていく作業を行いました。
深く深く掘り下げれば下げるほど、言葉が溢れます。
私は、その作業の過程で、カオス状態になりました。笑
最初は森全体を見ていたのに、どんどん木にフォーカスされ、気づけば葉っぱを顕微鏡で見てました。という感じです。わかります?笑
今、当時のカオスを振り返り、なぜカオスになったのかしら?と振り返ってみると、自分自身が人生をかけてやりたいことと父の会社の中で私が人生をかけてやりたいことが混在して混乱したという感じだった気がします。
会社を経営する上で、価値を与えたい相手や対象は一つの方がいい。
そのような知識をいただいたことがあります。
私は、価値を与えたい対象が大きく2つ存在します。これを無理矢理に統合してうまくまとめようとするから混乱するんだよなと今振り返れば思ったりします。当時の私に言ってあげたいですね。笑
あと、もう一つはいろんな知識(戦略や戦術など)を詰め込みすぎていて「〜せねばならない」という様々な考えなどにも囚われていて方向を見失ってカオスになっていたように感じます。
まあ、そんなことはうちの会社や私自身の話すぎてしまうんで本題に戻すんですけど。
じゃあ、どうして言語化作業って大事なの?というところの私なりの答えですが、
やはり、経営者自身が自分の核となる想いや信念が明確になるからかな?と。そうすると軸が一本通る。軸が一本通れば、ブレずにいられる。大事なことを決断したり判断したりするときに迷わずにすぐにジャッジできる。
よく、経営者は判断することが仕事とかってよく言いますが、その判断をする上で、最も重要な軸を作る作業。それが言語化ではないかな?と思っています。
言語化のやり方は様々であっていいと思います。
プロに頼む人もいれば、ひたすら自分と向き合って1人でやり遂げるタイプの人も、
また、スタッフみんなでやるタイプの人も。
そうやって、会社の核を問い続け、社会の中での存在意義を明確にする。
それこそがとても大切な作業だと改めて思います。
でも、これって経営者だからやる作業でもない気がしていて、
なんとなく人生がぼんやりしてしまった方。
今の状況は十分満足しているのに、何かが足りない気がしている方。
いや、今の状況に全く満足していない方。
目的や方向性を見失った方。
この世を生きていく人たち全てに実は必要なことなのではないかな?と急に規模が大きくなっちゃったけど、これは本気でそう思います。
っていうかね、これは言おうかどうか迷ったけど、この際言ってしまうね。笑
実は、言語化作業って「カウンセリング」です!!!!
私は心理士としてカウンセリングする立場なんですが、
今回、される側になってみて、めっちゃやってよかったなと思った。
カウンセリングっていうと、なんか病んでいることが前提みたいに日本では捉えられちゃうけど、
病んでる病んでないにかかわらず、自分自身と向き合う作業は絶対やった方がいい!と思ってたんですが、言語化作業というものが注目されつつある世の中になってきているということは、やはりそれが生きていく上で重要なことなんだろうなと思ったりしました。
経営者の言語化のお手伝いをカウンセラーの私がやります!とかおもろいかね?笑
いや、そんなことしている場合ではありません。笑
答えが導き出せたかわからないけど、私なりの言語化というのは体験を通してこんなものでしたと綴ってみました。
このように振り返る機会を与えてくださった方に改めて感謝しております。
あの時はうまく答えられなくてごめんなさいね。笑
今、なんとなく方向性を見失っている方の少しでもヒントになれば幸いです。
- 前の記事 アトツギ甲子園の体験記